ルートヴィヒ美術館のコレクション形成に寄与したのは、市民コレクターたちでした。文化・芸術を愛し守り、次世代に継承しようとしたコレクターたちの未来への想いは、ルートヴィヒ美術館のコレクションや芸術活動の礎にもなっています。美術と社会のゆるぎない結びつきは、日本に生きる現在の私たちにとって示唆にあふれています。
ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション
展覧会ホームページ:https://ludwig.exhn.jp/
展覧会概要
ドイツ第4の都市、ケルン市が運営するルートヴィヒ美術館は、20世紀から現代までに特化した世界有数の美術館です。その優れたコレクションは、市民からの寄贈をもとに形成されてきました。本展覧会では、館名に名を冠するルートヴィヒ夫妻をはじめとするコレクターたちに焦点を当て、ドイツ表現主義や新即物主義、ピカソ、ロシア・アヴァンギャルド、ポップ・アートなど、絵画、彫刻、写真、映像を含む代表作152点をご紹介します。
会 期 | 2022年6月29日(水)~9月26日(月) 毎週火曜日休館 |
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開館時間 | 10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで |
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会 場 | 国立新美術館 企画展示室2E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2 |
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主 催 | 国立新美術館、ルートヴィヒ美術館、日本経済新聞社、TBS、BS-TBS | ||||
後 援 | ドイツ連邦共和国大使館、J-WAVE、TBSラジオ | ||||
協 賛 | 損保ジャパン、ダイキン工業、三井不動産 | ||||
観覧料(税込) |
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お問合せ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
ルートヴィヒ美術館とは
ルートヴィヒ美術館は、ドイツ第4の都市であるケルン市が運営する、20世紀から現代までの美術作品を収集・紹介する美術館です。古来、ライン河沿いの交通の要衝として発展してきたケルンは、世界最大のゴシック建築であるケルン大聖堂、ヨーロッパ最古の大学の一つであるケルン大学ほか、数多くの美術館、博物館を擁する文化の薫り高い古都です。
ルートヴィヒ美術館は、ケルン大聖堂にも隣接したライン河畔に、1986年に開館しました。その構想は、美術コレクターとして名高いペーター&イレーネ・ルートヴィヒがケルン市に約350点の作品を寄贈した1976年に遡ります。また、同じくケルン市立のヴァルラフ=リヒャルツ美術館からは、ケルンの弁護士、ヨーゼフ・ハウプリヒが1946年に寄贈したドイツ近代美術のコレクションを含む1900年以降の作品が移管され、ルートヴィヒ美術館の基盤が整えられました。
今日、ルートヴィヒ美術館は、ヨーロッパで最大級のポップ・アートのコレクション、表現主義や新即物主義などのドイツ近代美術とその同時代のロシア・アヴァンギャルド、世界で3本の指に入るピカソのコレクションや、写真史を網羅する質量ともに優れた写真コレクション、そして世界各地の現代美術の収集により、国際的にも高く評価されています。
みどころ
未来を買ったコレクターたち
美術史をたどる、100年の多様な表現
ドイツ表現主義、新即物主義、キュビスム、ロシア・アヴァンギャルド、バウハウス、シュルレアリスム、ピカソやポップ・アート、前衛芸術から抽象美術、そして2000年代の美術まで、20世紀初頭から今日までの多様な表現をご紹介します。また、それぞれのセクションに挿入された写真コレクションは、時代の精神を生き生きと伝えています。女性作家たちのきらりと輝く表現作品にも注目ください。
時代が息づく珠玉の152点
20世紀前半のふたつの世界大戦と戦後の復興、東西の統一を経て、現在ではヨーロッパを牽引する国のひとつとなったドイツ。美術を通じて歴史が分かり、歴史のなかに美術が見えてくる展覧会です。人間と社会、そして歴史に迫る珠玉の152点をお楽しみください。
関連イベント
担当研究員によるギャラリートーク
日時 |
7月1日(金)18:30~19:10 7月8日(金)18:30~19:10 7月15日(金)18:30~19:10 7月22日(金)18:30~19:10 |
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会場 |
国立新美術館 企画展示室2E *オンラインでのライブ配信およびアーカイブ配信はございません。 |
定員 | 各回15名(先着順、申込不要) |
※当日18:00より企画展示室2E入口で整理券を配布します。 ※聴講は無料ですが、「ルートヴィヒ美術館展」のギャラリートーク開催当日有効なチケットの掲示が必要です。 ※内容や日時は都合により変更となる可能性があります。あらかじめご了承ください。 |
美術館のよるかつVol.2
対話鑑賞ワークショップ~ルートヴィヒ美術館展編~
美術館が閉館した後の展示室で、夜の対話鑑賞ワークショップを行います。対話鑑賞とは、解説を聞くのではなく、参加者同士の対話を通して、他者の視点や解釈の多様性に触れながら、自由に鑑賞する方法です。夜の国立新美術館で始まる、いつもとは違う美術鑑賞に、あなたも参加してみませんか。
日時 | 7月21日(木)18:00~20:00 |
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場所 |
国立新美術館 企画展示室2E *オンラインでのライブ配信およびアーカイブ配信はございません。 |
対象/定員 | 中学生以上/ 20名 |
参加費 |
無料 ※ただし、「ルートヴィヒ美術館展」のチケットのご購入が証明できる半券・2次元コード・メールいずれかの提示が必要です。 ※当日のご購入は混雑が予想されますので、オンラインでの事前の購入をお願いいたします。(オンラインチケットの購入はこちら) ※本ワークショップは閉館後に開催されますので、開催時間帯(7月21日18:00-20:00)の日時指定券を購入することはできません。 ※本展を既にご覧いただいた方や、本ワークショップの開催以降にご覧いただく方も、チケットのご購入が証明できる半券・2次元コード・メールいずれかのご提示でご参加いただけます。 ※中学生の方は観覧無料ですので、チケットの購入は不要です。 |
申込方法 |
下記の申し込みフォームより、申し込み期間中にお申し込みください。 募集終了しました URL: https://forms.office.com/r/dCL7UzH0b7 |
申込期間 |
7月1日(金)10:00~7月10日(日)23:59 ※申し込み期間以外は申し込めません。 ※応募者多数の場合は、抽選で参加者を決定いたします。参加の可否については、7月13日(水)以降にメールでお知らせいたします。 ※必要事項に記入漏れがある場合、受付をお断りすることがあります。 ※申し込み時にご記入いただいた個人情報を、本プログラム実施以外の目的で使用することは一切ありません。 ※ワークショップの記録写真を、活動報告や広報の目的で公開する場合がありますので、あらかじめご了承ください。 |
プログラム内容(予定) |
展覧会紹介:当館研究員による紹介 対話鑑賞:3~4作品をグループで対話しながら鑑賞 自由鑑賞:各自自由に鑑賞 プログラムの振り返りと他グループとの共有 |
ナビゲーター | 国立新美術館 教育普及室スタッフ |
その他 | なんらかの障害をお持ちの方で、参加に際し、サポートが必要な方は、申し込みフォームにその旨ご記入・ご相談ください。 |
ルートヴィヒ美術館展 担当研究員によるクロストーク
本展覧会は、東京に続き、京都国立近代美術館に巡回します。両会場の担当研究員が、それぞれ講演を行い、最後に対談することで、展覧会の内容をさらに掘り下げます。
出演者 |
池田祐子(京都国立近代美術館 副館長・学芸課長) 長屋光枝(国立新美術館 学芸課長) |
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日時 | 7月23日(土)14:00~15:30 |
会場 |
国立新美術館 3階講堂 *オンラインでのライブ配信およびアーカイブ配信はございません。 |
定員 | 100名 |
参加費 |
無料 ※ただし、「ルートヴィヒ美術館展」のチケットのご購入が証明できる半券・2次元コード・メールいずれかの提示が必要です。 ※中学生の方は観覧無料ですので、チケットの購入は不要です。 |
申込方法・締切 |
オンラインによるお申込みとなります。下記URLからご登録ください。 URL: https://forms.office.com/r/MKBLL94bmW 募集延長しました【申込締切:7月20日(水)12:00】 募集終了しました ※申し込み期間以外は申し込めません。 ※応募者多数の場合は、抽選で参加者を決定いたします。参加の可否については、7月21日(木)までにメールでお知らせいたします。 ※必要事項に記入漏れがある場合、受付をお断りすることがあります。 ※申し込み時にご記入いただいた個人情報を、本プログラム実施以外の目的で使用することは一切ありません。 ※本イベントの記録写真を、活動報告や広報の目的で公開する場合がありますので、あらかじめご了承ください。 ※第1回締切(7月14日(木)23:59)までにご応募いただいた方は、全員ご参加いただけます。7月15日(金)以降にメールで当日のご案内をお送りいたします。 |
障がいのある方へのご案内
障がいのある方のための特別鑑賞会
「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション」
当館の事業支援企業の三菱商事株式会社様と協働で障害のある方のための特別鑑賞会をおこないます。
日時 | 2022年9月13日(火) |
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当日スケジュール | 15:30 受付開始 15:45 担当研究員による展覧会の楽しみ方講演(約15分間)(定員100名・事前予約制・手話通訳あり) 19:00 閉館(最終入場18:30) |
対象 | ⾝体障害者⼿帳・療育⼿帳・精神障害者保健福祉⼿帳・被爆者健康⼿帳などをお持ちの⽅と、その付添の方(原則1名まで)300名 |
参加費 | 無料 |
予約方法 | こちらのフォームより、下記受付期間中にお申込みください。 https://krs.bz/toktprf/m/220913_tokyo |
予約受付期間 | 2022年 ※期間外のお申込み、申込みフォーム以外からのお申込みは受付できません。 ※先着順で定員に達した場合は、締め切り前でも予約受付を終了させていただきます。 ※担当研究員による展覧会の楽しみ方講演にご参加希望の方は、申込みフォームの該当欄に必ず参加希望の旨をご記入ください。 ※予約受付後、順次当日のご案内のメールをお送りいたします。 |
その他 | |
お問い合わせ | 担当:三菱商事株式会社 社会貢献事務局 栁内、杉浦 TEL:080-4367-0971(月~金:9:30~17:30) e-mail:naoko.sugiura@mccdk.mitsubishicorp.com |
巡回情報
京都:京都国立近代美術館、2022年10月14日(金)~2023年1月22日(日)